別に専門家でも研究しているわけでもないが、いわゆるマインドフルネスについてどこかでちゃんとまとめておきたい。
指を包丁で切ってしまった!痛い!血も出ている!
という時に、心臓よりも指を上にする、傷口を抑える、バンドエイドをする、湿潤療法を用いるなど、意志の力ではない、知識知恵による対策のみが有効となる。
あ!指を怪我した!血が止まらない!というときにお酒を飲んで痛みを忘れることでやりすごそうとしている人がいたらヤバい人だろう。
これと同じく、「治れ〜治れ〜」と念を飛ばしていてもやはり怪我は治らないし出血も止まらない。
高ぶる精神よ収まれ〜としていても収めることは出来ない。滝行にでもいくしかない。
なんでイライラしてるんだろ?という時に原因はなんとなく分かるかもしれない。
そういや今日はあんまり寝れてなかったな、とか
ちょっと歯が痛いんだよな、とか
人生に対する漠然とした不安があるんだよな、とか。
でも原因は分かったとしても、そこから生まれた自分の感情をコントロールすることは難易度が高い。
よく練習通りに動けば大丈夫だ!とアスリートもメンタルコントロールを頑張るが、それでもうまくいかない、というのはよく聞いたことがあるだろう。
相当練習して、メンタルを1つ上の次元、あるいは別の次元に持っていかないと、本番でも練習通りの力は出せない。
究極的にはメンタルが9割。
カイジの鉄骨渡りも地上なら難なくできるが上空100mではできない。
「この鉄骨は地上100mにあるんだ。先も細くなっていて後ろから押されるかもしれないしビル風も吹いている・・!」
とイメージしても、リアルに緊張することは難しい。
「よーし、今からウンザリするぞー」と思っても、ウンザリは出来ないのが人間。
ウンザリする事柄があって、初めて本気でウンザリできる。
かようにして、自分の感情をコントロールするのは難易度が高い。
感情をコントロールするのは外部環境を変えるのが一番手っ取り早い。
鉄骨渡りの練習がしたいなら、やはり本番に近い環境でするべき
濡れているのがいやならプールに飛び込む。
失恋をしたなら他に没頭するものを見つける。
ただそんなに大きく環境を変化させるしか対処の方法がない!というよりも、自分の感情に向き合う手法があるほうがいいだろう。
それがマインドフルネス。
ようは自分の心の環境を変えるということだ。
主観から客観に、近視眼的考えから鳥瞰俯瞰に。自分という存在から他社を含めた世界や社会という存在に視点をずらしていく。
自分はなんて不幸なんだ、と思うよりも、社会人としてどうあるべきか?と考えるほうが気持ちが楽になる場合もある。
よくあるのは例え話の活用だろう。これは視点をずらすと「なるほど、確かにそうかもしれない」と納得しやすくなる。
「あなたは北風になりたいのか?それとも太陽になりたいのか?」
と聞いただけで
「なるほど確かに」
と思う場面は多い。なんとなく心当たりがあったりするのではないだろうか?
時間を見つけてこれらのことをまとめていきたい。