おねずみ三千世界

これより西方、十万億もの仏国土を過ぎて、世界があるが、それを名づけて極楽という。

小さな約束を守るということ

契約や法律など大きな約束を守るのは当たり前である。

小さな約束を守ってこそ、信頼が得られる。

あなたが信頼を得たい!と思っている人がいたら、その人との約束は小さなことでも守らなければいけない。

何を当たり前のことを・・と思う向きもあるだろうが、小さな約束は小さいだけに忘れがちだ。だが相手は覚えている。

なので小さな約束を忘れないようにメモをしておくことをお勧めする。メモというのはこのためだけに使ってもいい。

 

本当に大事な人との約束を忘れてしまうだろうか?

人間は多くのことを覚えていられないものだ。

どんな大事なモノも、コトも、意識の外に出たら忘れてしまう。

誰だって料理中に買い忘れた食材に気付いて携帯と財布と家の鍵だけを持って買い物に行き、次の日の朝に「財布がどこにいったかわからない!」というような経験があるだろう。

 

「まさか財布をこんな分かりやすいところに置いて忘れることはないだろう」

と思ったことも忘れる。

あなたにとって財布は大事じゃないのか?と問われればもちろん大事なものだろう。

 

人間というのはどんなことも忘れる用にできている。

でも相手は覚えているものだ。

 

小さな約束なのに、そんなことで相手の信頼を損ねるのは大変もったいない。

忘れないようにする努力をする価値があるものだと私は考えている。