おねずみ三千世界

これより西方、十万億もの仏国土を過ぎて、世界があるが、それを名づけて極楽という。

10年先も後悔し続けていたいのか?

2024年1月に散々考えたことにより、後悔の念からようやく脱出できてきた気がする。

自分の人生がいままで無駄だったなどと考えるのはやめよう。

得たものを並べて、次の10年後悔しないようにする。

 

以前、料理の話を書いた。

gratt.hatenadiary.org

ただ、料理をつくっているだけでも、5年後10年後、自分の中に何かが残る、そう思っている。

ただ受動的に得たものでなく、自分で手を動かして掴み取ったものだからだ。

 

このブログもそうで、久しぶりに過去の記事を読むとなかなか面白いことが書いてある。

当然だ。自分が面白いと思って書いたものは、未来の自分が見てもだいたい面白い。

 

昨日読み直した

gratt.hatenadiary.org

これが面白かった。

アメリカに蔓延るイスラム恐怖症を払拭するため、イスラム教徒をかばうスピーチをしたはずが逆効果であった。スピーチの内容の多くは、これからは多様性を重んじるとか、寛容が大事なんだとアメリカ人の良心に訴えるような内容であったらしい。
そのスピーチをメディアは素晴らしい、人類の宗教の垣根を超えた、これからのアメリカのへの適切なスピーチなど、称賛の嵐だった。が、Google検索を調べてみると、新たなヘイトも生み出している分かってしまった。これはそうなるだろう。特に理由なく「あの子たちは悪い子じゃないの。仲良くなりなさい。良い子になりなさい」と言われても反感を買うだけだろう。良い子は元々ケンカしないので。

しかし、このスピーチ以降に新しい傾向も見えた。

スピーチ中、オバマイスラム教徒も今は皆のスポーツ選手であり、国防を担う兵士である、という旨の発言をした。
そこから今まで全く検索ワードに現れなかった『イスラム スポーツ』がイスラム関連の検索ワードトップになった。
大統領府にもこういった分析をした人がいないのか、いたのか、あるいはこのことを取り上げた記事を読んだのか、二ヶ月後のスピーチでは内容がガラッと変わっていた。
寛容の価値を問うのではなく、聴衆の興味を唆るものになっていたとのこと。

 

オバマのスピーチもさることながら、そこで「人が今まで見ていなかった意外な一面を見せると印象がガラっと変わる」と書いた記事は自分でもなかなか良いと思った。

アイスブレイクだったり、自己紹介だったり、自分を魅力的に見せる方法として役立つと思う。

 

こういう興味深い話は、人に話したりしてアウトプットの練習としても使おう。

そうすることで、また何か変わって行く気がする。

自分がなりたい、自分を好きになれる自分へと。