おねずみ三千世界

これより西方、十万億もの仏国土を過ぎて、世界があるが、それを名づけて極楽という。

最初から理想の相手を求めるということ

個々人理想の相手というのはいるものだと思います。

年齢、身長、年収、外見、仕事、性格などなど。相手に求めるものが多い人も少ない人もいるでしょう。

でも最初から理想の相手というのは見つからない、というか何もかも合う人、というのは突然現れるものではない、と思います。

理想の相手が見つからない、というのは、ゲームを始める時にレベル100、ステータスMAX状態から始めたい、というようなものではないでしょうか。

きっとゲームは楽に進められるでしょうが、楽しめるものではないでしょうね。いわゆるクソゲーと感じるかも、しれませんよ。

そんなことを書いてて思ったのですが、やはり経験を積まないと分からないことが多いですよね。

ゲームを1つしかやったことがないと、どんなクソゲーにあたったとしても「まあ、こんなもんか」と思ってしまいます。比較対象がないですからね。その人はゲームを嫌いになってしまうかもしれません。

恋愛も1回しかしたことがないとすると、「まあ、こんなものか」と思うでしょうね。何度も経験して、自分の理想が調整していくのが良いのではないでしょうか。大変ですが。

 

私の好きな漫画、悪女と書いて『わる』と読むの、悪女でも、ヒロインのマリリンが憧れのT.O.さんに会えそうになる!というシーンがあります。(何度もあります)

 

 

でもその時にふと思うわけですよ。

会いました!初めての時から憧れてました!好きです!

で、その後どうする?と。私は果たしてT.O.さんに相応しい人間なのだろうか。会って気持ちを伝えてそれで終わりになってしまうじゃないか、と。

 

最初から理想の相手というのは見つからない、と先に書きましたが、理想の相手と釣り合う自分になっていないと、会ったところで先はありません。物語はそこで終了です。

そこから物語を始めたいのであれば、理想の相手と釣り合う自分になっていないといけないですし、その立場になればただの憧れの存在ではなくなっているでしょう。

 

夢みたいなことは突然起こるかもしれないですが、そこから夢を見続けるにはコツコツ頑張るしか無い、そう思います。