おねずみ三千世界

これより西方、十万億もの仏国土を過ぎて、世界があるが、それを名づけて極楽という。

ほとんどのことは「理解したつもり」になっている

自分ではなんとなく理解したつもりになっていることでも、人に説明したりすると途端に詰まったりする。

これはほとんどのことについてそうで、いかに自分できちんと考えていないかが浮き彫りとなる。

曖昧なままにしたくない知識があれば、それはしっかりと努力して理解する必要がある。

世に言うファインマンテクニックはやはり効果的だ。

 

studyhacker.net

 

人に説明できて初めてしっかりと理解できていると言える。

 

白紙を用意して、知識を深めたいテーマを書く
テーマについて知っていることを、人に説明するつもりで書く
うまく説明できなかった部分を、調べて書き足す
できあがった説明文を読み、さらに簡単な言葉に書き直す

 

これは何も知識だけでなく、自分の考え、思い、人に対する感情なども、文章にしてみると、今まで自分でも気付いていなかったことに気付けることがある。

 

あるいは大事なこと、忘れてはいけないこと、これらもちゃんと文章にしておくのが良い。

ふわっとした知識というのはいずれ消え去ってしまうものである。

物事の道理から理解して、そこに

「知らなかった!」「びっくり!」「なるほど~おもしろい!」など、知的好奇心から来るポジティブな感情をもつ

ことが出来たらなお良い。あなたの血肉となり、忘れることが難しい知識となるだろう。

 

例えば人と何か約束をして、その約束自体を覚えていることももちろん大事だが、その約束が何を意図しているか、相手や自分にとってどんな意味があるのか、人類史という観点から見ての意義、異文化ではどういう価値観を持つかなど、Deep Diveしてみると、今まで見えていなかったものが見えてくるだろう。

 

そんな風に物事と向き合うことが年に3度ぐらいは必要な気がする。