自分ではなんとなく理解したつもりになっていることでも、人に説明したりすると途端に詰まったりする。
これはほとんどのことについてそうで、いかに自分できちんと考えていないかが浮き彫りとなる。
曖昧なままにしたくない知識があれば、それはしっかりと努力して理解する必要がある。
世に言うファインマンテクニックはやはり効果的だ。
人に説明できて初めてしっかりと理解できていると言える。
白紙を用意して、知識を深めたいテーマを書く
テーマについて知っていることを、人に説明するつもりで書く
うまく説明できなかった部分を、調べて書き足す
できあがった説明文を読み、さらに簡単な言葉に書き直す
これは何も知識だけでなく、自分の考え、思い、人に対する感情なども、文章にしてみると、今まで自分でも気付いていなかったことに気付けることがある。
あるいは大事なこと、忘れてはいけないこと、これらもちゃんと文章にしておくのが良い。
ふわっとした知識というのはいずれ消え去ってしまうものである。
物事の道理から理解して、そこに
「知らなかった!」「びっくり!」「なるほど~おもしろい!」など、知的好奇心から来るポジティブな感情をもつ
ことが出来たらなお良い。あなたの血肉となり、忘れることが難しい知識となるだろう。
例えば人と何か約束をして、その約束自体を覚えていることももちろん大事だが、その約束が何を意図しているか、相手や自分にとってどんな意味があるのか、人類史という観点から見ての意義、異文化ではどういう価値観を持つかなど、Deep Diveしてみると、今まで見えていなかったものが見えてくるだろう。
そんな風に物事と向き合うことが年に3度ぐらいは必要な気がする。