そして復讐はすすめられない。
アデレード大学などの研究(R)では、381人を対象に「復讐」と「許し」の心理的な効果を調べたところ、
1)復讐も赦しも、どちらも不当に扱われた人に活力を与える。
2)しかし、復讐の活力アップ効果はまちまちなのに対し、許しのほうは一貫して被験者をエンパワーメントさせる働きがある。って結果だった。そのため、トータルでは「許し」のほうがメリットは大きい。
他にも色々研究結果を載せてくれているが、復讐は許しよりもポジティブな面が少ないと言える。
最近は後悔についてよく書いているが、後悔とは過去の自分の否定、過去の自分への復讐ではないのか、と考える。
過去の自分は他人である。
その他人を許そう。
どうしてそのような結果になったか、心情もよく分かる他人ではないか。
そんな過去の自分を許してあげよう。
お前のせいで今こんなに苦しんでいるんだ、と責めないでいてあげよう。
今あなたが立って前に進むしか無い。
背負った十字架が重いという時、どうすればよいか?
十字架の大きさは変わるものではない。
ならば自分が大きい人間になればいいのだ。
その十字架が気にならないぐらい大きくなればいい。
自分を育てよ。
心も体も大きい人間になれ。
それが一番の過去の自分への復讐であり、許しである。