おねずみ三千世界

これより西方、十万億もの仏国土を過ぎて、世界があるが、それを名づけて極楽という。

アドバイスは自分が有利なように言う人がほとんど

あなたの上司に転職の相談したら、「うーん、もうちょっとここでの仕事を学んでからのほうがいいんじゃない?」などと、君のためを思ってという体で、実際は自分の駒がいなくなるのは困る!という身勝手な意見を伝えてくる。

でも人間というのはそういうものである。利己的なのが普通。特に会社の同僚のような、損得関係のみの間柄では、自分のいいように言うのが嗜みとさえ言えるのかもしれない。大事なのは自分だけ、決して相談した人の人生を考えてはくれない。


私、仕事をしようと思うの、と専業主婦の集まりで相談したら、何?旦那の稼ぎが悪いの?みたいな嫌味を言われるだろう。一人だけ抜け駆けは許されない。ほとんどの人は相手の足を引っ張ったり、自分が損をしないようなことを言うものである。

 

さて、それを踏まえて、自分に関しても同じじゃないだろうかと考える。自分が自分に対して感想を言う場合である。

誰々は親がお金持ちで羨ましい、私もそんな環境だったら。親が金持ちだから留学費用も出してもらえるし、ブランドもののバッグも持っている。

誰々は生まれ持った才能があるから・・私なんてどんなに努力しても及ばない。

そんなことを言う人がいるが、自分で自分の足を引っ張り、変化しないこと、努力しなかったことの言い訳を作っている。

本当に留学したりブランドバッグを買うお金が大事だったら、学生の間でもビジネスで大成功していたり、超インフルエンサーで大儲け、という人もいるので、そういった行動を起こすこともできていたハズである。でも、それが出来てない。そもそもしようという気もしない。

友達がブランドもののバッグを持っていて、それが本当に自分に必要なものだったら、お金を最優先で稼ぐ努力はできるハズである。で、実際持ってみて、何が得られるかを試してみればいい。

大谷翔平が甲子園優勝できなかった!優勝したやつらが妬ましい、などと思うだろうか?

 

自問自答する時は、自分を客観視してアドバイスをしてあげる必要があるだろう。