おねずみ三千世界

これより西方、十万億もの仏国土を過ぎて、世界があるが、それを名づけて極楽という。

寄付をするのは当たり前の行為

いわゆるメダルゲームってやったことありますか?ゲームセンターにあるアレ。

私、昔はよくやってました。ゲームっ子だったので。いまだにプッシャー型はやりたいですね。

 

あれでメダルがどかっと出たりして、何百枚何千枚になることがあるじゃないですか。そうするともう湯水のようにメダルを消費しても減らない減らない。どころか返って増えたりもします。

そんな大当たりをしたのですが、もうすぐ次の予定の時間だ、ゲームセンターを出なくちゃいけない。

別に地元のゲームセンターじゃないし貯メダルするのも面倒くさい。

でも手元にはメダルが一杯。

ふと見ると隣の席で子供がプレイ中。

そこで

「ちょっとおっちゃん行かなあかんねん。このメダル使ってや」

と渡したりするのはとても普通なことではないでしょうか。

 

持っていても仕方ないとはいえ、捨てて帰るのも忍びない。(どこに捨てるんだというのもありますが)

それなら他の人が楽しんでくれればいいかな、と考えるのは自然なことだと思います。(ゲームセンター側は嫌がるでしょうが、なら換金して欲しいというのが本音です)

 

寄付というのもこういうものじゃないでしょうか。

人は日に米三合畳一畳あれば十分。

(C)隆慶一郎原哲夫

お金を持って死ねるわけじゃなし、米びつから溢れた米を捨てるのも偲びなし。

お金持ちが自分の財産を寄付することは何でもない当たり前の行為なんだな、と思いました。

そんなお金持ちに私もなりたい。