ふるさと納税について、色々と問題提起もされています。
しかし悪法でも法は法。良き国民としては問題だ!ということに声はあげても、メリットは享受しなくてはなりません。
あなたが間違っている!と思っていて、そういう意見を表明することは良いことですが、だから使わない、とか、使う人は間違っている!ということは言えないのです。
あなたのチームに新入社員が数名入りました。
1名のとても真面目でやる気のある新入社員が定時後にタイムカードを切ってサービス残業で仕事を片付けています。あなたはなぜそんなことをしているのか、と聞くと
「私はまだ全然仕事のスピードが遅いです。残業しなくてはいけないのは私のせいなのに、それで会社からお金をもらうなんて間違っていると思います」
と答えました。
「気持ちは分かるけど、ルールだから残業をつけるように」
とあなたは言わなくてはいけないでしょう。
「でも、申し訳なさすぎます。仕事が遅いほうがお金を余計にもらうなんて・・。私に払う残業代でその分何か会社のためになることをして欲しいです」
「君の言いたいことは分かる。でも色々あって出来たルールだから・・。頼むよ」
同じように残業をしている他の新入社員はどんな気持ちでその会話を聞いているでしょうか。
とても真面目でやる気のある新入社員の気持ち、私は分かります。
でもルールはルールということで従わなくてはいけません。
そういう意見を表明するのはいいですが、意見を表明しつつも「ルールだから」と残業はつけなくてはいけません。
それが本当に正しいとか間違っているとか言いたいワケではありません。20年後には日本でも「自分の裁量で仕事をするべき。残業とするかどうかは労働者の権利であり自由」なんてルールになっているかもしれません。
でも今は違います。
ふるさと納税は間違っている!と声をあげるのはいいですが、使う人と使わない人が出てくると、究極どういう影響があるかは分からないでしょう。もし皆が使うようになったら、ルールの変化も早くなるように思います。
ちなみに私は良き都民として、今年の冬は頻繁にタートルネックを着ています✌