おねずみ三千世界

これより西方、十万億もの仏国土を過ぎて、世界があるが、それを名づけて極楽という。

あったかい世界を守るために怒鳴る

www.1101.com

糸井中田対談を読み直しているが本当に面白い。

糸井
両方でしょうね。
結果的にそうなっていったものを受け入れないと。
あったかい世界が大事だって言いながら
冷たくなっていくことも大いにあると思うんで。


中田
怖い言葉ですね。


糸井
素敵なお菓子屋さんがあったとします。
看板から従業員の制服から、
みんながいいねと思っているんだけど、
そのあったかさを守るために
「お前、何やってんだ!!」みたいに
朝礼で怒鳴っていたら嫌だよね。

 

私はあまりネガティブな言葉を使うべきじゃない、と思っている人間です。

「おいこのファック野郎!久しぶりだな!死んだのかと思ってたぜ。ガハハ」

みたいなコミュニケーションも嫌いじゃないのですが、できればネガティブな言葉は使いたくない。

パートナーもそうあってほしいし、二人でポジティブな言葉を言い合うあたたかい空間が作れたら最高だと思います。

でもそのルールに恭順しすぎると、ちょっと悪態が口をついた時に「そんな!言葉を使うなんて!いやって言ったじゃないか!」と怒鳴って注意していたりしたら、それはもう全然暖かくない(笑)

できるだけネガティブな言葉は使わずにいたいな、とは思いつつも、結果は受け入れなくてはいけない、と記事中で糸井氏は述べておりました。

そういうことだと私も思います。

老化が始まってしまう、と記事中では言っていますが、まさにそこで世界が止まってしまい、進化する余地がなくなってしまう。この余地、というのが、少しはみ出しても許容される、許容する部分なんですね。

白か黒か、ゼロイチかで出来ている世の中じゃないし、自分が進歩していくためには白いものも黒いものも、善も悪も、強さや弱さも、バカ正直もずる賢さも、ないまぜにして受け入れていく必要があるんだ、と改めて認識しました。