おねずみ三千世界

これより西方、十万億もの仏国土を過ぎて、世界があるが、それを名づけて極楽という。

出会いと別れ

出会いと別れは世の理である。出会ったものは必ず別れがくる。

別れがあるから出会いがあるとも言える。

 

私と仲良くしてくれた方たちに感謝することといえば、あなたたちはとても素晴らしい、ということだ。

その中でも本当に話が合うというか気が合うというか、一緒に時間を過ごすこと自体に幸せを感じる、そんな方々との別れというのはより一層物悲しい。

「もっと一緒にいれる選択肢があったのではないか?」と後悔が少しあるのはこういう人たちと離れる決断をした時だ。

人生というものの意味なんて考えないようにしているし、逆に考える意味がないと思っているが、それでも自分の幸せとは何だ?という想いが胸に去来した時に残る多少の疑問である。

 

どのような人と一緒に人生を過ごすべきか?

 

これがべき論ではないことは分かっているが、正解の無い答えを求めて彷徨っているような不安感は常にある。

感謝と後悔と期待と不安。

別れというのは悲しくもあるが、それでもまた人に出会いたいと思う。

なぜなら新しく出会うあなたも、またとても素敵な人なのだから。