おねずみ三千世界

これより西方、十万億もの仏国土を過ぎて、世界があるが、それを名づけて極楽という。

ムードの作り方

自分がこういう行動をして欲しい、こういう言葉をかけて欲しいというとき、やはりそういう方向性に自分から持っていく必要がある。

人間自発的な行動を相手に取って欲しいものだ。要求した時にだけしてくれるのでなく。

甘い言葉をかけてほしいのであれば、甘い雰囲気を作る必要がある。

真剣な話がしたいのであれば、真面目な雰囲気を醸し出さなくてはいけないだろう。

そんな時に茶化されてるすると、腹が立つ。

なのでそうさせないスキルが必要となるのである。

 

1つ考えてみたいスキル、というか仕組みづくりとして、匂いを活用する、というのはどうだろうか。

香水を使う人、使わない人、好きな人、嫌いな人はいるだろうが、特にこだわりがなければ、自分のムードに対応する香りを決めておく、という仕組みである。

ロマンティックな気分の時には、この匂い、シリアスな話をする時はこの匂い、ただリラックスしたいだけの時は……などである。

こうしておくと自分のスイッチも入りやすくなり、そういった自分の雰囲気の変わり方、あるいは直接の匂いそのもので相手もムードを察しやすくなるのではないか。

 

集中したい時にはこの香りをつける、という人もいるようだが、そういったモードチェンジの装置として使うことで、相手にもそれを分かりやすくする、1つのナッジであると考えてみてほしい。