おねずみ三千世界

これより西方、十万億もの仏国土を過ぎて、世界があるが、それを名づけて極楽という。

社会に必要とされていない、という感覚は本能でイヤ

社会に必要とされていないと感じるような状態はつらい。

涙が出そうになる。

自分が世界で一人ぼっちなのじゃないかと思ってしまう。

 

それは狩猟採取時代からだろうか。農耕時代からだろうか。

その時代に自分が役に立ってなかったら生命の危機である。

もちろんそれを生命の危機と感じる種が生き残ってきた。

 

自分は役立っていると思えるからこそ、こちらからも色々な頼み事ができる。

こちらの要望をターンダウンされたら、あ、自分は重要視されてないんだ、いらないんだ、となる。

仕方ないことだ。

 

「自分に価値があると思える時にだけ、勇気が持てる」

とはアドラーの言葉らしいが、うなずける。

何かことを起こすには、心理的安全性、自分が何をしても問題はおきない、という状態がかかせない。

自分だけの影響しかないところで何かをするのと、誰かに影響がでることで行動を起こすのでは必要な勇気が違う。

 

社会に、他人に必要とされている、と感じるためにはどうすればいいか。

少なくとも相手の反応を待っていてはいけない。

自分から話しかけ、社会に反応させなければいけない。

 

必要とされていないと嘆くよりも、相手にとってかかせない人になれるように行動しよう。

どうしたら相手が自分を必要としてくれるか、相手の視点に立って考えてみよう。

情けは人のためならずとはいい言葉である。

他人とかかわっていこう。