今年度の有給を使うあてがなくなったので
「そういえば母が『あなたと一緒に旅行したいわあ』とか言ってたな」
と思い出し、どこか行きたいところがあるかと聞いてみた。
そしたら「人生で一度はニューヨークに行ってみたい」と。
では行きましょう。
というわけで母とふたり旅、ニューヨークに4泊6日で行ってきた。
後期高齢者の母を海外に、しかも飛行機で10時間以上かかるニューヨークに連れていくのは少し躊躇したが、まあもう死んでも悔いがないとのことなので何が起きてもいいでしょう。
自由の女神を見たかったとのことなので肉眼で見れて満足。
メトロポリタン美術館も行ってみたかったとのことで行けて満足。
ホテルがセントラルパークの近くだったのでよく行った。
ロックフェラーセンターの展望台からエンパイアステートビルも見た。
東京タワーに登ると東京タワー見えない問題と同じく、エンパイアステートビルに登るよりもこちらのほうがいいのではないか。
自然史博物館にも行った。
ナイトミュージアムの舞台らしい。なるほど。
MoMAにも行った。
ここのモネの睡蓮の部屋は素敵だった。ずっと見てられる。
ベタにタイムズスクエアも行く。特になんてことはない。
スーパーも色々行った。
これはホールフーズ。日本のアマゾンプライム会員でも安くしてくれるのだろうか?
デコポンは結構どこでもあり柑橘好きとしては嬉しい。ヤード・ポンド法は死すべし。
個人的に一番行きたかったニューヨーク市庁舎も(お休みだったが)見れてよかった。
SpinsCity大好きっ子の私である。
他にもハイラインやグラウンドゼロ、DUMBO、五番街、ニューヨーク証券取引所(いつもお世話になってます)、公共図書館、グランドセントラル駅など色々いった。
母も特に体調崩すわけでもなく張り切って歩いていた。階段のみキツそうだったが・・
帰りの便はニューヨークで大雪!7割ほどフライトがキャンセルになる中、成田行きは頑張って飛んでくれた。
ユナイテッド航空を見直したぜ。
総じて良い旅、良い思い出となったのではないだろうか。
母としても息子と海外旅行なんて誇らしい?に違いないと、そう考えておく。
親孝行は親が生きているうちに、である。
ニューヨークについて3つ書くとすると
・深夜でなければそれほど怖いところではない。何しろ人は多いし、早朝は変な人も少ない。携帯をパンツの後ろポケットに差さないぐらいの自衛はしていたが、地下鉄でもSwitchやってる青年がいたし、カフェでもテーブルに携帯置いて大口開けて寝ている人もいたので、まあそんなものだろう。
・物価が高いとは知っていたが、それでも高い!と感じる。ホテルのモーニングビュッフェ、二人でいってコミコミで$100overになってしまった(汗)。一万五千円・・。ニューヨークのホテルの謎のディスティネーションフィーというものもある。
これで一泊$35余計に加算されるという・・。フライトチケット+ホテル代で合計いくらいくらか〜などと安心していられない。地下鉄やバスも$2.75と高い。アルゼンチンではブエノスアイレスでもバスの初乗り20ペソ(2〜20円)だったことを考えるとすごい差だ。ニューヨークでは何をするにもとてもお金がかかるが、日本でも少し割高だな、と思うようなスタバとかシェイクシャックはお値段そのままな感じで逆にお得に感じるのだった。
・どこまで行ってもビル、特に古いビルがあるのは趣があっていい。80年代映画で見ていたニューヨークがそのままある。『ティファニーで朝食を』から『プラダを着た悪魔』、もちろんもっと最近の映画まで、ニューヨークは変わらずそこにある。マンションなども古いほうが高級!という意識で、石造りの文化圏はこの良さがあるよな、と思った。とは言いつつ、少し郊外には新築マンションがポコポコ建っておりそちらも人気とのこと。やはり設備は新しいほうがいいよね。
まあ住むには問題ないというか便利な街であるのは間違いない。どんな人間にも居場所がある器の広い街、世界一の大都市の片鱗を見た。
ただやっぱり私は旅行ならホテルステイよりも旅館で温泉でも入って気楽に過ごしたい・・と思うのであった。
海外はたまにでいいな。