などと妄想しても仕方ない。
あの時ああしてれば、こうしていれば、もっと違う結果が得られたのに・・
と嘆いていても仕方がないうえ、実際はその時の行動を変えたとしても結果というのはその時点での自分の実力に収束していくだろう。
タイムマシンで過去に戻ってたったひとつ行動を変えたところで、未来は1つの結果に収束していくというのはSFあるあるだ。
ひとつの行動だけじゃなく色々な行動を変えればいい?それはもう別人であってあなたではない。
「こんな行動をしておけばよかった」
その後悔を糧に、次のための努力をすればいい。
恥ずかしながら、人生を見つめ直していたときに、過去にただ一人愛していた人に向き合えなかった後悔の気持ちに整理がつけられず、その人に連絡したことがある。
あの時、ちゃんと向き合えていたら、結果は変わっていたのではないか、と。
そしてその人から帰ってきたメッセージでは感謝とともに「私も臆病な自分を守ることに精一杯であなたに向き合うことが出来なかった」と返ってきた。
それが本意かどうかは分からないが、実際のところ、その時自分がどんなに行動を変えても、結果は変わらなかった、と思う。
その当時の二人の関係では、どちらかが頑張っても、我慢しても、上手くいくはずがなかったのだ。
今の自分は昔の自分よりも人格的にも能力的にも成長してきたと思う。
そんな自分だからこそ、あの時こうすればよかった、と解決策や改善案が思い浮かぶのであって、その時の自分ではどうやっても無理だったのだ。
そして自分さえ上手くやれば成功するに違いない、というのは幼い万能感である。
失敗した。
その時があって、今がある。
過去を振り返っていても仕方ない。
二度同じ後悔をしないよう、前に向かって進むしかない。
人生は一度しかない。