ここ最近で一番好きなデータ分析の資料だが、Data-Informedという言葉は寡聞にして知らなかった。
いわゆる、データに基づいた意思決定(Data-informed decision-making、DIDM)というやつだ。
何か新しいものを作ろうという時、今までは自分の経験や知見、あるいは評判評価などをベースに作っていくことになる。しかしそういったものだけでなく、データと分析手法を活用することで、今までにない意思決定が可能になる。
自分が培ってきたものは素晴らしいソースであり、それなくしてモノづくりはできないが、どうしてもバイアスがかかってしまうのは否めない。
主観的なものの見方だけでなく、客観的に物事を見られる、というのはデータ分析の効用だ。
よくデータを活用しよう!というと、「データだけでは良いものは作れない」「クリエイティブが失われる」「なにか冷たい感じがする・・」とものすごくネガティブな反応をされることがある。
マザーコンピューターが何でも決めているディストピアものにメンタルを侵されているのだろうか?
しかしその危惧も分からなくもない。データだけで物事を決めようとすると、最初は上手くいったように見えても、徐々に成果や本当のゴールからずれていく。
そうではなく、主観+客観でプランニングが行える、というのがデータ分析の本当の利点なのだということ、これからも伝えていきたい。