誰かがそばにいてくれないと寂しい。
あの人は私との時間を作ろうという気がない。
私が好きなほど、あの人は私のことが好きじゃない。
そんな気持ち、なるでしょう。
痛いほど分かる。
世界でひとりぼっちだと感じてしまう。
暗い穴の中で膝を抱えてうずくまる。
でもそこから出てこないとダメだ。
相手がいないと感じられない幸せが最優先では、いつまで経っても他人に依存することになってしまう。
まずは自分一人でも幸せだと感じられるようにならないと。
その先、自分が大事な人がそばにいてくれたらもっと幸せ、とそう思えるようになって欲しい。
結局他人と過去はコントロールできない。
そのコントロール不可能なものに自分の幸せを依存させていると、あなたは幸せを感じる機会が少なくなる・・どころか、その相手を糾弾してしまうようになるだろう。
「あなたがそばにいないとだめなの!」
一見、相手を愛しているようで、相手に依存してしまっているだけ。
まずは自分にしっかりと芯を持たなくてはいけない。
自分だけで自分の人生が成立するようにならなくてはいけない。
土台を固める。
砂上の楼閣という言葉がある。
崩れやすい砂の上に建てた高い建物は立派に見えてもいつか簡単に倒れてしまう。
あなたの大事な人の宿木になれれば、自然とその下で羽を休めてくれるだろう。
そのためにも自分の根を張らなくてはいけない。
しっかりと裸足で大地を踏みしめないといけない。
寂しい気持ちは痛いほどわかる。
しかし自分の力で立たなくては!
時には倒れてもいい。
でもそこから自分で起き上がり、前に進む。自分の目的に向かって。
そうやって前に進めることを幸せに感じて欲しい。
振り返った時に思い出すのはいつだって困難を乗り越えた場面ではないか?
立ち上がって、目的に向かって歩いていれば。
振り絞れ。
あなたの心の奥底には、そのための力が眠っている。
そのことに気付いて欲しい。