プリンシパル・エージェント問題とは、所有者(プリンシパル)と、その所有者に雇われた代理人(エージェント)との間に生じる利益の相違や情報の非対称性をいう、らしい。
会社と社員は利益相反になりがちで、よく評価制度がハックされたりします。
ゲーム会社で売上が評価指標になったので、社員が有名作品の続編にばかり意欲をみせちゃう、というのはよくある話ですよね。
社員は自分の給料が一番の利益ですから、会社の利益よりもそちらが優先されがちです。
そんなことが考えていたら、人生もそうじゃないか?と思ってきました。
人生の幸福を追求するためのプリンシパルが、今のみを生きるエージェントの欲望によって行動されてしまい、不幸になる。
あるいは、種を保存していくというプリンシパルに、エージェントが自分の幸福のみを求めて、家族を作らずに暮らしていく。
その逆もまた真なりで、ただSEXしたいという肉欲が、人類そのものを生き長らえさえてきたとも言える。
本当にエージェントがしたいことと、プリンシパル本来の目的が合致するような行動設計が必要だ。
楽しんで運動する
健康にいい食材を美味しく調理する
誰かと一緒に寝たいから早く寝る
こんな感じに過ごせたなら最高だ。