おねずみ三千世界

これより西方、十万億もの仏国土を過ぎて、世界があるが、それを名づけて極楽という。

これは義務教育で教えるべきだよなあ、というやつ

「こんなこと知らなかった!学校で教えて欲しかった」

「これ知らないやつ多いよな。義務教育で教えるべき」

みたいな言説、よく見ます。

 

まず義務教育で、これは教えないでいい、と捨てるものから決めないといけないですね。

スペース無きところには、何も入れられません。じゃあ何を捨てるのか?どれも必要だと思ったから教えていることばかりです。よほど教育事情に精通していないと、いやどれだけしていたとしても難しい判断を強いられるでしょう。
そういう立場にない人が言うことではない。

 

両手に物を持っていては、新たに物を拾うことはできません。

まず持っているものを手放す。自由になった手で様々なことができるようになる、のではないでしょうか。

 

猿が餌を持っているので、ツボから手が抜けない、というのも似た話かもしれません。

 

しかしこれはあくまでも新しい物を手に入れたい、と思っている人へ向けた話です。

自分の持ち物で充足しているのに、それを手放すのはそれもまた不幸の始まりです。

 

無くしたくないものはしっかりと大事に持つ。

新しいものが欲しいときは、まず捨てる。

 

相反するようですが、この2つが大事ですね。