おねずみ三千世界

これより西方、十万億もの仏国土を過ぎて、世界があるが、それを名づけて極楽という。

ドラえもんから得られた教訓

六本木に行ったらドラえもん人形が多数いた。

それぞれひみつ道具を持っているのだが、大体分かる。

ただの哺乳瓶かと思いきや、これはカタマリンだな、と分かるぐらいには私はやはりドラえもん好きなのだろう。

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大長編ドラえもんは今でもマイ・フェイバリット漫画だし、幸か不幸か方倉陽二と同じ魚座である。

 

そんな私が思う、人生でもっとも役に立つ、素晴らし教訓をもたらしてくれたひみつ道具といえばやはり、どくさいスイッチだろう。

(C)藤子・F・不二雄

誰だって気に入らない人間はいるものだ。もし自分が誰からも咎められない権力を持っていたとしたら、その人間を排除せずにいられるだろうか?

あなたの会社や学校、家庭でも絶対の権力者がいた場合、どくさいスイッチを持った子供のように振る舞っていないだろうか?

人間、欲望に抗うのは難しい。

そういった人も家庭を失った時にはじめて自分の過ちに気付くのではあるが、やはりそもそもそういった状況に自分を陥らせないようにするのが最も効果的な対処法だろう。

どうすればよいかと言うと、ルールを作ってどんな権限があってもそれに従う、ルールが一番上位の存在、と、そうしておくのがよい。

自分の機嫌、気持ち以外の枠組みを用意しておくことで、自分の欲望や感情が爆発する制限の1つに成り得るだろう。

 

あなたが権力者でなく、自分が気に入らない目上の存在がいたとしても、その人を社会から排除することは出来ないだろう。猫アレルギーの人が猫を飼わないように、苦手なものからは自分が遠ざかるのが一番簡単な手段である。猫アレルギーだからといって全世界の猫を排除しよう、などと考えたら結果どうなるかをどくさいスイッチは教えてくれる。

 

ドラえもんは素晴らしい漫画だ。

 

ドラえもんで好きな話、というか設定がもう1つあるのだが、それはまた別の機会に書きたいと思う。