どこかで見た「老いとは何か」の回答の1つが面白かった。
人生経験を積んでくると、起きる問題が「どこかで見たな」「似たようなことあったな」と思ってしまい、昔の解決方法を当てはめてしまうこと、これが老いの1つだ、と。
若者が何かに悩んでいるとして「ああ、こういうことでしょ」と問題を矮小化させてしまう、
新しいことに取り組んでいても「前やったこれの亜流でしょ。分かる分かる」と学習を止めてしまう。
そんなことが老いの1つではないかとのことでした。
これは私も心当たりがあるし、周りでもよく見てきました。
自分の心の中に師匠と弟子、両方を住まわせるといいですね。
物事を達観して俯瞰してみる師匠と、いつまでも新鮮な発見に喜びを見いだせる弟子。
年を重ねていくとともに心の中の師匠を育て、新しい弟子を採っていく、という感じでしょうか。
「私はこれについて詳しいので、もう何も学ぶことはない」
などとは言わないようにしたいものです。
本当の人生経験とは「常に学び続けなければいけない」ということを学ぶこと、なのだと思っています。