おねずみ三千世界

これより西方、十万億もの仏国土を過ぎて、世界があるが、それを名づけて極楽という。

例えばセックスレスはsexlessnessですが、なぜsexlessではなく、sexlessnessなのですか?

日本語ではよく使うセックスレス、という言葉だが、英語だと'sexlessness'だ。

あら?なぜ'sexless'じゃないのかしら?と思って調べたら、

sexlessは形容詞であって、「-less」という接尾辞は、形容詞を作るために使用されるとのことだった。なるほど。言われてみればそんなのあった気がする。

 

I have a sexless relationship with my wife.

 

というように使うならsexlessだし、名詞として使う場合は、

 

We have had some troubles between us, such as sexlessness, lack of communication, and other challenges.

 

というようにsexlessnessとする、と。学びがある。よく考えたら、mindfullnessとかもmindfullな状態に-nessがついて名詞になっているし、happinessとかも同じか。

 

何かを記憶に留めておくためにはこういうインパクトのある意味が有用だろう。

 

inevitableness(不可避)であるmortality(死すべき運命)と同じくして、sexlessnessもいずれ訪れる。皆それを少しでも遅らせたくて努力をしているのだ。

 

と、このように形容詞→名詞の変換を頭に入れておくのは即興で何となく話すときにも有用じゃないかな。