これはすごい。ずっとうなずきながら読んでいた。
全ユーザの10%しか使っていない場所を2倍良くするよりも、95%のユーザが使っている場所を1.1倍改善するほうが遥かに結果が出やすい。
ほんとそう。メニューの奥の奥のほうがあきからにイマイチなので直したくなるが、他にすべきことがある。間違いなく他にすべきことがある。人余ってるな〜というときのみ任せるタスクとして残しておくのがよい。
上の学びの逆ですが、大通りでないところへの施策、特に小さな改善では数字がわかりやすく動くことはほぼありません。大体の場合はびっくりするくらい何のKPIも変化しません。
これもあるあるなのだが、この施策をすれば数値が1%は変わるっしょ!という施策を10こなしたら10%変わるかというと全然そうはならない。大体の場合において無風。
数値を改善したい場合は根本に手を入れないといけない。それは難易度が高く一種のギャンブルにもなるのだが、それに着手しないとグロースしない。
現実世界では「離脱の理由は色々ありすぎてデータでわかるケースは極稀」だと思ったほうがいい。
これをデータで追おうとすると大変。というかもっともらしい理屈をつけることは出来るが、そこを改善しようとしても上手くいかない。ただその人にとってサービスに魅力がないだけ、ということがほとんど。
ユーザは登録から時間が経つほどサービスに興味を失うので、早めにアクションを打ったほうがコンバージョン数のボリュームは大きくなる。一方で、別にクーポンがなくても買う気だった多くのユーザにも値引きを提供することになるため、投資効果は悪化する。遅めのアクションはその逆で、投資効果は良いが、ボリュームが小さくなる。
なるほどな〜といううなずき。結局サービスが何を目指すのか、という指針に基づいてキャンペーンを打つのがよいと思っている。
個人的には参加可能なキャンペーンが増えることは継続率上昇に役立つと思っている。
全編うなずきっぱなし。
サービスを運営する際はこれを100回読んだほうがいい。
まあ体感しないと実感しにくいのかもしれないが・・