いきなりステーキが肉マイレージを改悪したとの噂は知っていたが、やはり反発が大きいよな、と元ゴールド会員の私も思います。
一度特典としてあった黒烏龍茶を出さない、となった時に騒がれた、というか私もガックリきましたからね。黒烏龍茶、量を半分とかにすればよかったのに。まあ内容物を減らしたところでコスト削減としてはイマイチか。
本題ですが、囲い込み戦略、囲い込みきれなかった時にはサービスを改悪できないというジレンマがあると思います。囲い込みきれない、というのは業態によるところも大きいですが、全国どこでもある外食産業はかなり囲い込みが難しそう。「改悪だ!最悪!」と思ったら他の競合サービスに行けばよいのですから。
それでも昔はオンリーワンの業態だったいきなりステーキですが、似たお店は出てくるし、他ファーストフードチェーンも日々努力していますから。
翻って、Amazonの出品手数料も相当高くなってきている、という記事を最近読みました。
これはユーザー(出店者)の囲い込みが出来ている、つまりAmazonで露出することがもっとも購買されやすい、という結果から手数料を上げてもユーザが減らないという、とても分かりやすい話です。
いきなりステーキも「改悪だ!でもここでステーキ喰うしかねえ」となっていればよかった(?)のですが。
そうすると、肉の値段や美味しさだけでないサムシングが必要なのですね。いきなりステーキだと何があればよかったのでしょうか。それが採算度外視の肉マイレージではあったのですが、もちろん結果採算が取れなかったので悪手です。