おねずみ三千世界

これより西方、十万億もの仏国土を過ぎて、世界があるが、それを名づけて極楽という。

家族と時間を過ごしたい、と心から思っていない内は、家族との時間を増やしても意味がない

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忙しい人は家族や友達と過ごす時間を切望する。その時間を多忙なスケジュールに押し込むのは難しく、結局は案の定ほったらかすことになるし、たとえ押し込んでも心ここにあらずで、代わりにできたことについてあれこれ考えているので、大抵は楽しくない。

あるあるですね。

家族との時間が大事だ!と思っていても、家族と過ごしている時間心ここにあらず、たびたびスマホを見ては仕事の確認をしてしまう、この状態ではいくら家族との時間を増やしたところで、あなたのためにも、家族のためにもならないのではないか。

本当に好きな人とするディナーの間にスマホを見ることがないように、家族との時間に没入したほうがよい。それでなければ心から楽しむことはできないだろう。

 

欠乏のためのトレードオフを救済する策として、私たちの知る限り最も賢明な方法はユダヤ教安息日である。安息日は昔からある概念だ。安息日には働かず、メールも、執筆も、料理も、車の運転さえしない。多くの人が長年経験していないような、静けさと安らぎと再生の日である。安息日は少なくとも二つの理由でうまくできている。ひとつは選択肢もジレンマもないことだ。休むこと以外は何もない、トレードオフのない日である。

何もしないということは難しいので、そのために準備をしておかなければいけない。

デジタルデトックスなる流行もあるが、まさにそういう時間が必要なのだろう。

本当に家族との時間を増やしたいと心から思っているのであれば、そういった時間を作るための努力をしなければいけない。

仕事に割いている努力の何%かを、いや、仕事よりも家族との時間を過ごすことにより多くの努力をしてみたほうが人生の満足度が上がるのではないか。

後悔しない人生を歩もう。