何を当たり前のことを言っているのかと思うかもしれないが、今になって分かる。
誠実であるとは、相手が交換可能なものでない、と認めること、それを相手にも信頼してもらうことだろう。
仕事では東大卒年収1500万円の人が辞めたから仕事が全ストップ!ということもなく、逆に年収3000万円ハーバード卒の人で交換可能である。
でも、この人のほうが稼ぎがいいからとお父さんをすげ替えるわけにはいかない。女房と畳は新しいほうがいい、と若い娘にすっと乗り換えるわけにもいかないだろう。
そういったスペックだけでないパーソナリティの部分で惹かれていますよ、という信頼を得るためには、努力が必要だ。
その信頼とは小さな約束の積み重ねである。
毎回待ち合わせに遅れてくる友達とは信頼関係を築きにくいだろう。
「あ、こいつ時間通りに来ないな」
と思ったら、早めの待ち合わせ時間を伝えたり、自分も遅れたりする。
結果はどうなるかは分からない。さんざん信頼関係を構築する行為をした!と思っても、最期には別れることになるかもしれない。
誠実さは相手のために、相手とのつながりを深める過程はあなたの幸せのために。
そういう心持ちでいたい。