おねずみ三千世界

これより西方、十万億もの仏国土を過ぎて、世界があるが、それを名づけて極楽という。

誰かと一緒になるということはライフスタイルを変えなくてはいけない問題

年を重ねれば重ねるほど自分のライフスタイルというのは固まってきます。平日はあれして休日はこれして、と自分なりのルーチンが決まってきてしまう。

その生活の中に他人を入れるとなると、何か自分のルーチンやタスクを「しない」という選択をしなければいけなくなる。

自分の予定やプランを乱されるのは誰だっていやなものだ。

やるべきことよりも優先するほどのメリットや魅力が、その一緒に過ごそうかなと思っている人にあるのだろうか?

 

そうして、自分の生活を安定させようと思うと、自分の人生に他の人を組み込んでいくのが難しくなる。

しかし、本当に何かを得たいと思うのであれば、得たものと自分の何かを交換させるように組み込んでいくのではなく、先に自分の持ち物を手放さなければいけない。

これは難しい。

難しいがやらなければいけない。

あなたが気になる人と次会いたいと思っていて、予定を確認した時に

「そうですね。ちょっと予定を詰め込んでてて・・三週間後の土曜日の夕方はいかがですか?」

と言われたら、ちょっと関係構築が難しいかもな、と思うだろう。

 

失うものが多ければ得られるものも大きい。
何もかも手放さないようにしようとすると、何も手に入れられない。

 

服を買ってからクローゼットの中を整理するのでなく、いつでも何かが入れられるように余裕を持たせておくほう良い。そう思います。