島田紳助の話だったと思うが、頭じゃなくハートで覚えている、という話が記憶に残っている。
ある歌を聞いた時、どういう感情が巻き起こったか、いや、なぜか分からないが涙が溢れてきたのだ……という話をするほうが心が打たれる、という話だ。
「いやーあの歌詞がよくてね」
「歌い手が素晴らしくて声に聞き惚れちゃいました」
などの分析できる内容ではない。
「なぜか分からないが涙がどーっと溢れてきてしまった」
こうである。
私も感受性が強い方なので、この気持ちは理解できる。が、それを人に話そうとは思わなかった。でも、その人がどういう人か?というパーソナリティを伝えるには、こういうことを伝えるのが重要ではないか。
この話を思い出しながらそんなことを考えたのである。