おねずみ三千世界

これより西方、十万億もの仏国土を過ぎて、世界があるが、それを名づけて極楽という。

「育ちがいい人」だけが知っていること

育ちがいいとはどういうことか?

笑顔と無表情の間の、微笑みを常にキープするというのはなるほど確かにと思った。

確かに私が品を感じる、という人は常にそうしている気がする。

と、なかなか面白い本なのだが、Amazon レビューの盛り上がりがまた面白い(笑)

  • この本に書いてあることは8割が当たり前のことです!星1!

というレビューが主体であり、荒れまくりである。自称私はマナーがいい人たちが織りなす星1旋風は見ていて壮観だ。

私は差別と黒人が大嫌いだ、のブラックジョークに通じるものがある。

なかには、間違えてKindle版を買ってしまった。星1!というものがあった(笑)

レビューにもあるように、育ちが良い人は本をよく読む人であり、ターゲットである育ちが悪い人は本を読まない、というターゲティングのミスはあるかもしれない。

しかし興味深いレビューである。

育ちが良い悪いのしきい値が50%だとしても、8割の人は自分が育ちが良いと思っているのだろう。そして書いてあることが自分の常識と違う!あるいは学びがない!となると育ちの良さもどこへやら罵詈雑言と星1評価なのだ。

「交通マナーのいい人」だけがやっていること、のような本を出せば同じようなレビュー結果となるだろう。

出版社のみなさん、炎上マーケティングに挑戦したい場合はぜひ上記タイトルをお使いください。