おねずみ三千世界

これより西方、十万億もの仏国土を過ぎて、世界があるが、それを名づけて極楽という。

糸井重里x中田敦彦の対談が面白かった。

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糸井重里がこんなに自分の考えを語っているのを初めてしっかり見た。よかった。特に家族との関係構築の話で、今まで蔑ろにしていた分、頑張ろうとすることについて

「自分が頑張れば上手くいくだろうというのは驕り」

のようなことを語っていたのが印象深かった。

糸井
仕事のおもしろさがとんでもなくあるから、
ある種の全能感みたいなところまで行っちゃうの。
その期間は、ぼくにもやっぱりありましたよね。
仕事っていうよりは、
外の社会っていう言い方の方が合ってるのかな。
バカ同士がたむろしているところで飲むのも、
仕事じゃないけど、外の社会だよね。
若いうちは、家がちぢこもった風に見えちゃった。
「そんなの、誰でもできるし」みたいに思ってさ、
ぼくは、ちゃんと間違えましたよ。

中田
間違えたなって思ってからの修復、
もしくは取り戻しにいったんですか?

糸井
中田さんぐらいの年齢の問題意識で考えると
そういう風になるんだけど、
あんまり考えないで自然になった。

中田
ぼくぐらいの年齢だと、そういう意識になる?

糸井

つまり、一所懸命やったことで
成果が挙がると思い込んでいるんだよね。


中田
ぼくがアップデートすれば
家庭は改善するだろうっていう、
そういう世界観では間違うと。


糸井
仕事も下調べをちゃんとして、
万全のことをやればウケるだろうとか、
そういうもんでもないんだよ。

頑張る頑張らないみたいな話もよく出るのだが、まあこれは糸井重里ぐらい成功していないとただの言い訳だよな、と思ったりもする。

私がぶつかる壁なんて低くて低くて地べたを這ってるようなものだし、自分からそれに躓きに行っている。

 

元が長い動画なので文字起こしもかなりの量があるが、中でもこの

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記事は秀逸なのでお忙しい方はぜひこれだけでも読んで欲しい。

基礎がどうというよりはね、
向こうが「君になら話す」って
言ってくれないうちはつまらないですよ。

そう、この人に話しても分かってもらえないだろうな、という時には表面的な話をするしかない。まあそういう話も分かりやすくて面白い場合も多いのだが、それでは伝えたいことのほんの触りだけだったりもします。

この対談は面白すぎるので、他にも色々書きたいことがあります。続くと思います。