おねずみ三千世界

これより西方、十万億もの仏国土を過ぎて、世界があるが、それを名づけて極楽という。

価値観は変わっていくもの。内部的要因外部的要因により。

恋愛でもよく価値観が合っている人がいい、というのはよくある話である。

お金の使い方、余暇の過ごし方、様々な価値観があるだろう。

私はやはり二人の価値観が違っても、それをすり合わせて生きていくのが正しいのでは?と思う。

どれほど価値観が合っていたとしても、その価値観も時間や環境などによってまた変わっていくかもしれないからだ。その度に「あ、私の価値観はこう変わったので。相容れないですね」とその時のパートナーを捨てていくのだろうか。

そうではなく、その時はパートナーと話し合って折り合いをつけていく、妥協点を探していく、というのであれば、最初から重きを置きすぎないほうがよい。

 

結局その二人の関係性のほうが重要なのだ。

モンタギュー家とキャピュレット家が相容れないとしても、ロミオとジュリエットの関係性は二人だけの特別なものである。

「わたしはこうだから」と自分の価値観を変えようとしない、凝り固まった考えはあまり幸せに結びつかないだろう。

自分が認知的不協和に陥っているのではないか、自分の価値観が生まれ持ったものではないのだから、また変わるかもしれない。

そう思って何を優先するべきか、というのを決めていったほうがいい。