おねずみ三千世界

これより西方、十万億もの仏国土を過ぎて、世界があるが、それを名づけて極楽という。

ネームドロッピング

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ネームドロッピングってのは、会話のなかで「重要な人」や「権威がある人」を持ち出すタイプの会話法です。間接自慢ほどじゃないものの、こちらも嫌われる会話の代表格として、よく検証データを見かけますね。

 

具体的には、「こないだ有名なインフルエンサーと話をして」とか「芸能人の◯◯さんと知り合いで」みたいな会話のことで、このタイプのトークをしていると、たいていは「この人は自信がないんだな」とか、「こちらに気に入られようとして過剰に気を遣っているんだな」といった印象を持たれて終わっちゃうんですよね。たいていの人ってのは「注目を集めるために必死になっている人」を嫌う心理傾向があるんで、ネームドロッピングは「こいつ必死だな」って印象を与えるだけに終わりやすいんすよね。

 

ちなみに、このネームドロッピングは、有名人や権力者の名前を出すだけではなく、「ブランド品の名前を出す」とか「高級品の名前を出す」みたいな場合にも似たような効果が発揮されますんで、合わせてご注意ください。 

こういう会話をする人よくいますね。桜の話をしていたのに「そういえば東大の桜が」とか、脈絡なく「〇〇さんとこの前会った時こう言っていた」と有名人の名前を出したり、その固有名詞いる?みたいなところで出てくるのでめちゃ引っかかります。

こういうのは自分もしてしまうので気をつけねばと改めて思います。

絶対そんなことないのに、その名前を出すことで喜ばれる、羨ましがられる、自分を良いものと見せられる、という効果があると思ってしまうんですよね。

でも絶対そんなことないですから。「なんだこいつ」と思われるだけです。

自制しなくてはいけません。