おねずみ三千世界

これより西方、十万億もの仏国土を過ぎて、世界があるが、それを名づけて極楽という。

会話の粘り腰4 自分の気持を伝える

gratt.hatenadiary.org

色々書いてきたが、質問力ももちろん大事だが、やはり自分の気持ちを伝える、というのも等しく大事だと改めて認識している。

どうしても、質問ばかりになってしまいがちだが、自分がどう思っているか、どう感じたのか、普段考えていることを伝えるのはコミュニケーションという意味では質問が5としたらこちらも5の重要さがある。

私はこれは得意なのであまり困ったことがない、と思っていたつもりだが、実際のところ、自分の頭の中で考えるばかりで、伝えきれていないことも多々あるなと思いなおした。

なんにせよ自分を完璧だなどと思ってはいけない。

自分が飼っているペットにですら自分の意識を伝えるのは難しいというのに、色々な壁を持つ人間相手にストレートに自分の気持が伝えられるわけがないだろう。

壁とは精神的な壁、文化的な壁である。

「あなたのことを好ましく思っています」

と伝える時に、笑顔で言うのか真剣な顔で言うのか、はたまた理由を言語化したほうがいいのか、それはくどく感じるのか、と相手の性格や、経験によって受け取り方は変わるだろう。

 

まあ今回は粘り腰の話なので「自分から会話を降りない」ということを念頭に考えると、質問した内容について自分の意見も述べる、かつ、そこで一緒に自分の気持も伝える、というのが相手のアテンションを惹いて、会話が続いていく要因の1つとなるかもしれない。

 

自分の気持を伝えるフレームワークを考案しておこう。1つ思いつくのは、繰り返し、である。

「さっきも言ったけど、やっぱり改めて〇〇だと思う」

質問したことで返ってきた返答と自分の意見が同じだったら、

「私もそう思う。そこが一緒なのが嬉しい」

とかであろうか。少なくとも心のなかで「(私も一緒だ)」などと思っただけで終わる、ということは避けたいものだ。

とにかくポジティブなことであれば思ったことは伝えるに限る。