おねずみ三千世界

これより西方、十万億もの仏国土を過ぎて、世界があるが、それを名づけて極楽という。

会話の粘り腰3 実践編

久しぶりに人と話す機会があったので、粘り腰フレームワークを少し使ってみた。

gratt.hatenadiary.org

 

立場を変えるリフレーミング、時間軸をずらし、スケールに落とし込み、インスピレーションでロジカルの枠を超える。

 

ビストロみたいなところで食事をしていたので、お客→店員というフレーミングで「自分がお店を持つとしたら、どんなお店がいい?」みたいなことを聞いたものの、特にそんなことを考えたことがない、ということで話膨らまず。ただそこから、私自身は美味しい唐揚げとか出来たときに「これをフードスタンドで……」みたいな妄想はする、という自己開示をして一笑いあった。

 

子供の時はどんな子供だった?子供の時の夏休みの思い出は?という時間軸ずらしは、めちゃくちゃ話が広がったわけではないが、普通に子供の時にどうだったかを聞けて興味深かった。そこから兄弟での性格の差とか、大体同じ環境で生まれ育ったのに、なぜ違った性格になるのか?などそんなことも聞けたのはお話しとして面白いな、と。

 

スケールに落とし込むのは完全に忘れていた。気に入っているお店に連れていってもらったので「星いくつですか?」みたいなのは質問できたと思うが、これはあまり話が広がらないか?

  • 星が低かったら→星3のお店ってありますか?と聞く
  • 星が高かったら→他にも星3のお店ってありますか?と聞く(一緒やないかい)

とかだろうか。

 

インスピレーションでロジカルの枠を超える、は上記の「どんなお店を持ちたいか?」みたいな質問の時に「パッと思いつくもの」「妄想でも可」という感じで質問はしていたが、あまりハマらず。

妄想、想像という意味では、本来は対極に位置するであろうコールドリーディングなども話し手側がインスピレーションを発露させる、という意味でよい質問なのではと思う。

「すごくおしゃれなカフェとかやっててもおかしくなさそうだけど?」

とか。

 

今回は実施編だったが、時間軸ずらしはかなり簡単かつ効果的な手法だと思いました。

しかし初対面、二言目にする会話でも無い気もするが・・

「(第一印象)ですよね。子供のときからそうなんですか?」

のような感じでは使えそう。そこからあまり話が広がらない気もするが、まあ、一歩ずつ改善していくしかないのだ。

 

ここでコールドリーディングを少し復習している時に、全然違うメモを発見したので貼っておこう。

 

「拡張話法」の5ステップ
感嘆→反復→共感→称賛→質問

これら全て大事だがあまり大げさになりすぎず、やりすぎず、時々何かを欠けさすほうが良い、と思われる(ランダム化)

毎回「えーー?!」と感嘆されるのは結構腹が立つので。機械を相手にしているんじゃないんだから。

 

会話の粘り腰と組み合わせると、

「えー!◯◯なんですね。すごく分かります。そういうところが素敵なんですよね。私が好きになるのはそういう人ばかりです。」

と、感嘆反復共感称賛までして、

 

立場を変えるリフレーミング、時間軸をずらし、スケールに落とし込み、インスピレーションでロジカルの枠を超える。

 

の質問をする、という感じか。

 

コールドリーディングについても一応書いておくと、上記の

「すごくおしゃれなカフェとかやっててもおかしくなさそうだけど?」

というのはダブルバインドルーズですかね。肯定したら「なぜオシャレなカフェをやりたいと思っていたことが分かった?」と驚きがあるし、否定してもそれぐらいオシャレに見える、ということになるという。

 

色々書いてきて、結果自分が会話を楽しむというのが一番大事、という認識を忘れないようにしなくてはと思った。