おねずみ三千世界

これより西方、十万億もの仏国土を過ぎて、世界があるが、それを名づけて極楽という。

自分を変えるのは怖い

自分を変えるのは怖い。よく人間には元に戻ろうとする機能があり、そもそも変化を求めていないのだ、と言われる。

だが、理想の自分になりたいという気持ちも本物だろう。

その理想の形に近づくために、自分が苦手なことは克服したい。

自分の長所を伸ばしたほうがよい、とよく言われる。苦手なことを克服してそれで大成した人はいない、と。

だが、理想の形があるのだから、それにチャレンジしてみてもいいじゃないか。

 

私は海外旅行をするのが果てしなく面倒くさい。飛行機のチケットを取るのもホテルの予約をするのも最高にやりたくないことの1つだ。

もちろんそれが日本語であればこんなにハードルが高くないのだが、海外となるとそれだけでイヤ度がMAXになる。自分のキャパを超える煩雑さと、何かあったらどうしようという恐怖がすごい。

やれこの飛行機には手荷物を何個持ち込めるだの、そのサイズは何インチ(!)x何インチだの、もしそれをオーバーしてたらいくら払わなくちゃいけない、そんなトラブルに巻き込まれたら一体どう対処したらいいのか……いやーもうやめてー!めんどくさっ!ヤダヤダー!ちいかわ的ヤダー!である。

(C)nagano

しかし世界を股にかける人間になりたい、と思っている私にとってはここからは逃げられない。そういったことを面倒くさいからと部下などに「やっといて」と投げる人間にもなりたくないからだ。

 

アリアハンの外を見てみたい。

勇者じゃないかもしれないが、外の世界をみたい。そのためには魔法の玉を見つける努力ぐらいは厭わないでおこう。