おねずみ三千世界

これより西方、十万億もの仏国土を過ぎて、世界があるが、それを名づけて極楽という。

私にとっての宗教観

現代では宗教というのは害悪でしかない、というのが私にとっての宗教観である。

もちろんそんなことを対外的には言えないので、人には「Agnosticです」と言っている。

俗に言う「不可知論者」、神がいるかもしれないし、いないかもしれない。それは人間如きには知ることができないんじゃないですかね〜という灰色の主義である。

 

私は所謂水子供養に代表されるような、ありもしない事実をでっちあげて不安を煽って課金させるビジネスは心底憎いと思っている。この怒りが何処から来るのかはまた言語化する必要がある気もするが、大変気に食わない。心の底から軽蔑している。もちろん、それによって救われる人もいることは否定できないが、そもそも救われない状況にさせないほうの努力をして欲しいものだ。

これをしないとあなたは不幸になる!という人が人を不幸にしているのである。もっと悪いことに組織の中にいると、徹底的に人を不幸にすることで認知の歪みを是正しようという力が働く。メジャー宗教でもカルトでも、程度の差はあれやっていることは同じである。弱者救済、一発逆転というの名の集客・課金システムである。

キリスト教、仏教などの宗教観かそれに関わる哲学などはとても面白いし、好きなのだが(ブログタイトルからして仏教だし)、もし天国があってそこで幸せになれる人がいるというのならぜひ富を私に喜捨して旅立っていって欲しいものである。

ありもしないものを有難がって、人を扇動するというのは人類一番の罪である。あなたはもう十分な知識を持っているはずなので宗教に頼る必要はないはずだ。

異世界転生モノのように、中世にタイムスリップしたとして、「私は天竺を目指します!」と言って旅立つ人を見て、あたなはどう思いますか?

地球も動いているんだよね、といって投獄されたら「野蛮だな」と思いませんか?

私も決して真っ白な人間ではないし、罪のようなものが全くないかといったらそうではないと思う。しかし他人が自ら進んで不幸になっているのを見たくはない。

あなたには知識がある。サバンナに裸足で立っていたとしても。雷が鳴った時に「神の御業か、悪魔の所業か」と思うのではなく、「なぜ雷は鳴るのだろうか」と考える人間であって欲しい。