アンケートで正確な値を取るのが難しいという話。
「あなたは身長何センチですか?」というアンケートを取ると、実測値よりも高くなる。
私も169cmぐらいだが、やはり面倒くさいので「170センチです」ということはあっても、低く見積もることはない(笑)
特にこれは男性器のサイズで顕著だということです。面白いですね。
結果アンケートで本当の値を知るのは難しいよ、という。
なのでアンケートで何を知りたいのか?というのが大事です。
平均身長を知りたい!というアンケートで正確な値を取るのは難しいですが、年代ごとの身長差を知りたい!とかであればかなり正確な値を取ることができるでしょう。
身長を高い方に誤魔化す、というバイアスが、年代別の平均を見るという行為によって取り除かれるからですね。
後は、何度かアンケートを取って、割合の変化を見る、というのも効果的なアンケート方法です。
複数回のアンケートによってバイアスを取り除くという手法です。
ゲームなのでよく使われるのですが、例えば内政のコマンドだけで100種類ある!みたいな複雑な歴史シミュレーションゲームを
「面白かったですか?」
とだけ聞くと、難解なゲームを理解できなかった馬鹿と思われたくないので(特に対面アンケートでは)面白かったに偏りがち、というようなバイアスがかかるかもしれません。
しかしそのバイアスは毎回現れるものなので、ゲームの開発進捗に合わせて何度かアンケートを繰り返すことで、「面白い」と答える人の割合は変わってくるでしょう。
ゲームの改善が出来ている、あるいは改悪があった、などの判断がつきそうです。