おねずみ三千世界

これより西方、十万億もの仏国土を過ぎて、世界があるが、それを名づけて極楽という。

問いかけの作法

良き本。

合わせて書中の「はじめに」が公開されているので興味ある方はぜひ。

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この「はじめに」で、作者が思われた

誰しもが心に魅力と才能を秘めている。それが必ずしも全て発揮できていない。ちょっとした環境の要因によって、ポテンシャルが抑圧されているのではないか

というのは私も常に考えています。才能のあるなしというのは肉体的にも精神的にもあると思いますが、そもそも人間はスペック高すぎ、その有り余るスペックの幅の中に、誰もが自分ならではのものを持っている、と思っています。

語学を勉強していて思うのですが、ネイティブスピーカーであれば当たり前ですがめちゃくちゃ流暢に話せるじゃないですか。私も日本語なら普通に話せます。これってとってもすごいことですよね。

特に文法とか発音を勉強しなくても、スラスラと話すことができる、誰もがそんな特別な才能を持っているんです。

伝えたい、分かって欲しい、という意思が人をそうさせるのでしょうか。私も言いたいことがあるのでこのブログを書いているのですが、いつか英語で伝えたい人のために英語で書けるようになるでしょう。

 

話は変わって、こういった「会社でうまくやる、仕事をスムーズにこなす、ビジネスで成功する」といった技術ってすごいですよね。そういった書籍やセミナーはものすごい数があり、競争も激しいため、本当に良いものが人気となって膾炙していきます。

私が常々思うのは、こういったビジネススキルを家庭やパートナーとの関係構築にも使って欲しい、ということです。

仕事は出来る人なのに、パートナーとしては最悪、家庭人としては何の役割も果たしていない、という人もとても多いように感じます。

日本人は特にだと思うのですが、ペアルック、おそろいコーデが苦手な人、とても多いと思います。なぜ苦手なのか考えてみたことがあるでしょうか?

恥ずかしい、他人に何と思われるか、といった感情が主だと思っています。

でももし、あなたの会社の若手社員がチームの結束力を高めるアイデアとして、チームのTシャツを作りましょう!もう作っちゃいました!と言われた時に、無下にできますか?

団結力を高めるためにはそういったことも悪くないかもしれないな、と思うのではないでしょうか?

そんなおそろいなんて恥ずかしいよ、他のチームの人に何て言われるか、などと言う人もいると思いますが、そういったことを実行して仲間意識を高められる人とできない人、どちらが仕事のできる人だと思いますか?

翻ってあなたのパートナーがペアルックを提案してきた時に、それが二人の結束力を高める行為だと思えないのはなぜなのでしょうか?

仕事ぐらい本気で家庭のことを考えてみるべき、そうすればもっと幸せになれる、そんな人を多く知っています。

だってあたなも本書に載っているようにパートナーにこう思ったこと、ありますよね? 

もっと自分の頭で考えて欲しい。
主体的に話し合いに参加して、自分の意見を述べて欲しい。
自分の役割を考え、チームに貢献して欲しい。

そう思っていても事が前に進まないのであれば、自分が工夫してみるかありません。

私もこの本から学んだことを家庭の人間関係に活かしてみたいと思います。