Golden handcuffという言葉がある。
そのまま金の手錠という意味だ。
手錠をかけられてその先に紐が縛り付けられていたら、あなたに自由はなくなる。
一生そこで労働を課せられるか、飼い殺しをされるか。
金の手錠とは、主に企業が優秀な従業員を引き留めるために用いていた高額な報酬や福利厚生パッケージを指している。
手錠が金でできているのだ。とても魅力的で、ついついその場に縛り付けられたくなる。
でも手錠なのだ。
自由にどこかへ飛び出すことはできない。
あなたも自分の手錠が金で出来ていると思い込まないようにしないといけない。それはgold-plated handcuffs(金のメッキの手錠)だ。
そんな手錠は焼き切って飛び出す必要があるのかもしれない。
金かもしれないなどと思い込まないようにしないといけない。
逆にgolden parachute(金のパラシュート)という言葉もあるようだ。
飛行機から「おい、このパラシュートで飛び降りろ」と言われたら恐怖で飛び立てないものだ。しかしそれが金で出来たパラシュートなら「飛び降りてもいいか」となる(笑)
こちらは、退職時に巨額の退職金や支援金が提供される制度を指し、退職というリスキーな選択の際に安全網の比喩だ。
どちらにせよ、手錠で縛られているよりは、パラシュートが欲しい。
もちろん無事に着陸できるかは分からないが、、
少なくとも心に手錠をかける、そしてそれが金色なのだと自分で思い込むことは避けよう。