いやー面白かった!
ブレイキング・バッドではどちらかと言えば嫌な役だったソウル・グッドマンのキャラクターを見事に掘り下げてくれた。
ジミーの問題可決能力(ドツボにハマることも多いが)は見習いたい。実際の人生はドラマよりも奇妙なことがあるが、そんな時でも(正攻法じゃなくても)我を通すことは自分の人生には大事と思わされる。もちろん道は踏み外さないように!
裁判のシーンもほどほどにあり、リーガル・サスペンスとしての面白さもきちんとあってそこも好みだった。
語りたいがたくさんあるが長くならないよう3つにまとめた。
1.兄弟の正解無き愛憎劇。これが入ったことでジミーのキャラクターに深みが出た。
兄弟姉妹を持っている人には特にオススメかもしれない。心の機微が分かりすぎて逆にツラいかもしれないが・・
ドラマで一番印象的で忘れられないシーンはチャックがお母さんを看取っているところですね。兄弟を持つ身ならこのショックさは分かるでしょう。身勝手だけど人好きのするジミーをお母さんが人一倍気にかけていたのは当然のことなのですが・・
与えられなかった愛、その欠乏が人生を歪ませる。
チャックの奥さんとジミーとの食事会とか、この辺りのキャラクターの掘り下げが最高に良かった。
2.白黒長丁場はやめてくれ〜。演出なのは分かるし、タイムラインも分かりやすいが、辛い。冒頭数分ならいいけど、1話まるごと白黒はご勘弁。カラーで見せてくれ。これはワンダビジョンでも思った。
3.ハワード可哀想すぎ(泣)
思わず一時停止してしまった💦どちらかというといけすかないハワードでしたが、最期は夫婦の不和も見せたり、ミドルエイジ・クライシスを感じさせましたね。ナマステ🙏
英語学習中の身としてはチャックが使う語彙が素敵でした。
Chuck: Doctor, I wouldn't have believed I could come so far so quickly. And I have to give you the lion's share of the credit.
Doc: Well, it's remarkable. But Rome wasn't built in a day. I know rushing forward may be tempting, but it's important to give yourself time. You've just begun a journey that could take years.
Chuck: Well, I suppose, but, um, surely you'd admit that every case is different? Of course. Then perhaps, uh, my recovery might be speedier than your run-of-the-mill patient. Isn't that possible?
Doc: I'm just cautioning you not to push yourself too hard.
the líon’s shàre
一番大きい[最良の]分け前[部分]
rún-of-the-míll
(形) ありふれた, つまらない, 並の.
いやー良いドラマを見させていただきました。
もう1回ブレイキング・バッドを観て、ジミーやマイクの活躍シーンを追いたくなってしまいますね。