おねずみ三千世界

これより西方、十万億もの仏国土を過ぎて、世界があるが、それを名づけて極楽という。

俺は数種類のタイプにハマるほどシンプルじゃない

よくあるじゃないですか。MBTI診断とかどうぶつ占いとか。

そんな数種類のタイプにマッチできるようなシンプルな人間じゃないですよ、私は、ええ。

そしてそれを知ったところで、何の意味もないだろう。

 

querie.me

私が好きなエピソードは藤巻健史さんが保険を売っていた頃の話です。彼は話下手だったので、「どうすれば顧客と話さずに保険を売れるか」を考え抜きました。その結果たどりついたのが、葬式に行きまくって遺族に保険を売るという戦略でした。悲しみに暮れる遺族は営業マンの饒舌なセールストークなんて聞いている心の余裕はありません。藤巻さんは遺族に「この度は・・・」とだけ言って頭を下げて、パンフレットを置いてくるだけのセールスを続けた結果、トップクラスのセールスになったとのこと。MBTIではおそらく藤巻さんは最初の文字がEではなくIなのでしょうし、そしてテキトーな職業診断を行えば「営業には向いていません」と出るのだと思いますが、戦略によってはそこに居場所ができます。いくら外交的Extrovertであっても家族が亡くなった時には内向的Introvertになり、その瞬間だけは自分が得意な営業ができる、みたいな考え方もあるのです。

 

自分が得意なこととやりたいことも違うように、自分がこういう性格だから、と何かを諦めたりする必要は全く無い。

 

人見知りだった人が、人前で講演を繰り返すたびに、大勢の人の前で話すのが平気になった、という話もよく聞いたりするものだ。

過去こんなことがあったから、自分はこういう人間だから、と殻を破っていこう。