おねずみ三千世界

これより西方、十万億もの仏国土を過ぎて、世界があるが、それを名づけて極楽という。

【多読】Magic Tree House

Magic Tree Houseを34巻目のLate Lunch with Llamasまで読み終えた。

 

Magic Tree Houseがどんな小説かと言うと、奔放な妹に真面目な兄が振り回される系。

前に読んでいる記事を書いたのが2022年5月なので大体1年かけて30数冊読んでたんだな。

gratt.hatenadiary.org

これで英語の読解力が上がるかどうかは謎だが、なかなか面白いからいいのではないだろうか。

モーガン・ル・フェイの魔法で色々な世界に飛ばされて冒険をするという設定が、ファンタジー好きにはそこそこHIT。

子供向けだから予定調和かというとそうでもなく、結構ハードな冒険が多くてハラハラする(笑)そこを兄と妹の知恵と勇気で困難を切り開いていく。これを子供にさせるとは、モーガン無茶振りだぜっとツッコミながら読んでいた。

途中でマーリンとか出てきそうになるので、すわファンタジー魔法バトルになるか!と思いきや特にそういったことはなく、兄妹の冒険がメインです。

 

アメリカ人として知っておこうな、という子供に教えたい知識が物語の主体になっていることも多く、それも勉強になってよかった。

なかでも黒人初のメジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンについての巻があり、私はその存在を知らなかったが、確かに色々軋轢あるよな、いきなり白人も黒人もごった煮でプレイしてたわけではないよな、と考えが及んでいなかったことに多少の知見ができてよかった。

ja.wikipedia.org

 

1番印象に残ったのはやはりハワイの話ですかね。

We never say goodbye.
We say aloha when we greet our friends. And we say aloha when we leave them.
Friends are always together, even when they are far apart.

なぜか分からないが特別ジーンときた。

こういう出会いがあるので読書は面白い。

 

めちゃくちゃオススメかと問われたら70点ぐらいのオススメ度です、となるが、読むと少し勇気がもらえる、そんな本だと思います。