おねずみ三千世界

これより西方、十万億もの仏国土を過ぎて、世界があるが、それを名づけて極楽という。

ある種のコミュニティが支える書店

私が下北沢に引っ越してきたのが、やはり1997年のことだった。ヴィレッジ・ヴァンガードの東京一号店が下北沢にできたのもこの年だ。当時は四つもあった町中の小さな書店は、以後、十年余りの間にすべて廃業してしまった。駅前一等地にある博文堂書店も、町の書店だとすっかり思いこんでいたが、調べてみたら、創価学会系の東西哲学書http://www.hakubundo.co.jp/index.htmlが経営するチェーン店だった。目の前に三省堂ができたとき、ここも危ないかも、と思ったが、思いのほかしぶとくやっていけるのは、この書店が町と同時に、もうひとつ、別種のコミュニティに支えられているからかもしれない。

書店に限らず、外商メインのところはそういう物なのかな。町の服屋とか、それっぽいよね。学校の制服とかで儲かる、みたいな。どうでしょ。