夢があるのはいいことだ。
あなたが何歳であってもどんなバックグラウンドを持っていたとしても、夢があってそれを叶えるために努力することは完全にあなたの自由である。
だが、取捨選択もまた大事だろう。
「大谷選手みたいになりたい!」
という子供がいたら
「おお、頑張れよ!」
となるだろう。
「でも、藤井聡太さんみたいに将棋も極めたい」
と言われたらどうする?
「そして天心みたいにキックボクサーとしても無敵になりたい」
おいおい。
さすがにどれか絞ったほうがいいんじゃない?と思わないだろうか。いいじゃんいいじゃん!全部やりなよ!と言うのは無責任な、その子との関係値ゼロの人が言う台詞だろう。
まあ大谷も二刀流なんて!と言われただろうが、やはり将棋の奨励会やプロとしての対局とプロ野球のスケジュールは同時にこなせないのではないだろうか。その合間になんとかキックボクシングの試合を組んでもらおう。試合でダウンした次の登板ではDHにしてもらって、頭にデッドボールをもらわないようにしたい。減量中だと対局中にカツ丼食うのは厳しいか。
もしその夢はちょっと無茶かもなあ、と思ったとしたら、あなたも自分の夢を取捨選択したほうがいいかもしれない。
何を捨てるか、というのは非常に難しい選択だが、やはりしなくてはいけないのだ。
私も色々捨ててきた。
結果夢は叶っていないが、まあ、進捗は多少あるのだろう。
つまりまだ捨てるものが少ない、ということだ。